国立トレチャコフ美術館は世界有数のロシアファインアートを所蔵
国立トレチャコフ美術館は、ロシアのモスクワにある美術館で世界有数のロシアファインアートのコレクションとして有名になっています。始まりはロシアの商人であったトレチャコフ兄弟が自宅で美術ギャラリーを開いたことですが、兄弟によってロシアの芸術品が集められ、現在ではロシア最大級にまでなっています。
国立トレチャコフ美術館は、もちろんロシアに行かなければ見ることが出来ないのですが、以前には東京、岩手、広島、郡山市にてその美術品の数々を見ることが出来ました。
これは「bankamura」という複合文化施設と毎日新聞社が主催して行っていた「国立トレチャコフ美術館展忘れえぬロシア」という展覧会です。2009年の4月4日より東京のbankamuraザ・ミュージアムで順に全国を回って開催されていきました。東京では6月7日まで、岩手県が6月13日から7月21日まで、広島県が7月28日から10月18日まで、郡山市が10月24日から12月13日まで開催されていました。
国立トレチャコフ美術館には、現在約10万点もの作品が所蔵されておりその中から厳選された作品が日本に持ち込まれていたのです!今まで見たことのないような芸術品の数々を目や肌で感じることが出来るのは、この展覧会だけだったと思います。
bankamuraのHPでの国立トレチャコフ美術館展の特集が素晴らしかった!
レーピンやクラムスコイ、シーシキンなどの代表的画家で構成されており、19世紀半ばからロシア革命までを背景にした展覧会になっていたようで、ロシアの壮大な自然を描いたものや、人々の暮らし、美しい肖像に至るまで、心から感動できる作品ばかりになっていました。
bankamuraのホームページでは国立トレチャコフ美術館展の特集が組まれてどのような作品があるのか詳しく知りたい方はチェックできたのが嬉しかったですねね。 また、スペシャル・ビジュアルツアーと題した動画を見ることも出来ました。これは展覧会会場を動画で楽しめるという画期的なシステムです。会場が遠くてどうしても行くことが出来ない方は、こちらで楽しめるようになっていました。 本場の国立トレチャコフ美術館を訪れたような感覚を得ることが出来ますね。
この展覧会を見た方の多くが、本場の国立トレチャコフ美術館に行きたくなるという衝動に駆られるようです。やはり芸術的感性を刺激されるのでしょう。ロシアに行く機会があればたずねてみたい場所です。本場はまた雰囲気が一味違いますので、きっと圧倒されると思いますよ。